TimesTenの環境変数の設定の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』の環境の変更に関する項を参照してください。この項では、TimesTen Javaアプリケーションの環境に影響を与える環境変数の詳細を説明します。
UNIXプラットフォームでは、次のいずれかのスクリプトを使用して、この項で説明するすべての環境変数を設定できます。
install_dir/bin/ttSetEnv.sh install_dir/bin/ttSetEnv.cshWindowsでは、インストール時に環境変数を設定するか、または次のスクリプトを実行します。
install_dir\bin\ttenv.batこの項の後半では、環境変数に設定する値、および必要に応じて環境変数を手動で設定する方法について説明します。
Javaクラスおよびクラス・ライブラリは、CLASSPATHで設定します。TimesTen JDBCドライバをロードするJavaプログラムを実行する前に、CLASSPATH環境変数にクラス・ライブラリ・ファイルが含まれている必要があります。
install_dir/lib/classesjdk_version.jarjdk_versionは2桁の値で、ご使用のJDKのバージョンの最初の2桁を示します(たとえば、JDK 1.4の場合、jdk_versionは14になります)。
UNIXでは、CLASSPATH要素は、次のようにコロンで区切ります。
set CLASSPATH .:/opt/TimesTen/tt60/lib/classes14.jarまたは
setenv CLASSPATH .:/opt/TimesTen/tt60/lib/classes14.jarWindowsでは、CLASSPATH要素はセミコロンで区切ります。また、ディレクトリのパス名に空白が含まれている場合でも、CLASSPATH環境変数を設定する際に引用符は使用しないでください。
次に、正しい例を示します。
set CLASSPATH=.;C:/TimesTen/tt60/lib/classes14.jar次に、誤った例を示します。
set CLASSPATH=.;"C:/TimesTen/tt60/lib/classes14.jar"システムにインストールしたJDKのバージョンが不明な場合は、次のコマンドを使用します。
> java -versionJMS/XLAインタフェース(「XLAイベント・ハンドラの作成」を参照)を使用する場合は、CLASSPATHに次のとおり追加する必要があります。
install_dir/lib/timestenjmsxla.jar install_dir/3rdparty/jms1.1/lib/jms.jarCLASSPATHは次のようになります。
.:C:/TimesTen/tt60/lib/classes14.jar:C:/TimesTen/tt60/lib/ timestenjmsxla.jar:C:/TimesTen/tt60/3rdparty/jms1.1/lib/jms.jar
TimesTen JDBCドライバをロードするjavaプログラムを実行する前に、TimesTenのinstall_dir/libディレクトリを含むようにシステム環境変数の共有ライブラリ・パスを設定する必要があります。共有ライブラリ・パスに使用する変数の名前は、使用するシステムによって異なります。
システム
|
変数の名前
|
---|---|
Linux | LD_LIBRARY_PATH |
Solaris | LD_LIBRARY_PATH |
HPUX | SHLIB_PATHまたはLD_LIBRARY_PATH |
AIX | LIBPATH |
Windows | PATH |
共有ライブラリ・パスの設定の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』の共有ライブラリ・パス環境変数に関する項を参照してください。
TimesTen JDBCドライバでは固有のスレッドを使用します。greenスレッドはサポートされていません。
一部のUNIXプラットフォームでは、固有のスレッド・パッケージを使用するために環境変数THREADS_FLAGをnativeに設定する必要があります。フラグの設定方法は、シェルによって異なります。
cshでは、次のような構文になります。
実行可能ファイルjavacおよびjavaが実行可能な検索パスにあることを確認します。このパスにない場合は、絶対パスを使用してこれらのファイルを起動する必要があります。